こんにちは、KOU@こうです。
今回はTOEIC900点を突破するために行った対策や準備を、実体験ベースにご紹介します。
900点の壁がなかなか超えられない
スコアが低迷してきた
このような方に参考にしていただければ嬉しいです。
900点突破前のステータス
900点をはじめて突破したときのステータスと取得スコア内訳です。
受験時のステータ
890点(L:460点、R:430点)
※当時最高スコア
900点突破スコア
920点(L:465点、R:455点)
これを見ていただくと、「890点から900点までわずか10点じゃん」と思われるかもしれませんが、個人的には結構勉強した(つもりな)のに30点UPかという感想でした。
900点突破のためにやったこと
ここからは900点突破のために実際に行った対策についてです。
- 語彙力強化
- 文法力強化
- リーディングパートの戦略見直し
- その他:TOEIC985点の先人に話を聞く
語彙力強化
語彙力強化では、単語帳と公式問題集を使った暗記に集中しました。
いくつもの単語帳をやるというより、1冊の単語帳に絞って読破しました。
単語帳は『金のフレーズ』を使ってどの単語が出されても答えられるように徹底したインプットです。
たくさんの単語帳を使っているという人は、レベルにあわせて絞って1冊読破する方法をおススメします。
理由は、書かれている単語に大差がないのと、『金のフレーズ』のように自分に合った良書を選ぶことができれば重要単語はほぼカバーできます。
900点突破を目指されている方で単語帳で迷っている人は、『金のフレーズ』をおススメします。
『金のフレーズ』を使って具体的にやったことは次の二つです。
あいまいな理解の単語を潰す
なんとなく理解していたあいまい単語はすべて潰し込みます。
なんとなくかどうかの判断は、
①瞬時に意味を引き出せるか(目安1秒)
②どういう場面で使われるか例文は出せるか
です。
①については言うまでもないですが、②については使われ方(語法)が分からないとTOEICでは戦えない場面が多くあります。
2個目、3個目の単語も潰す
正直どこまで覚えればいいか迷いましたが、『金のフレーズ』を書いているTEX加藤さんが意味もなく2個目、3個目の意味を書いていないだろうと信じて覚えました。
単語例
attend:[動]対処する ※「出席する」は覚えていたのでスルー
最初、attend「対処する」なんてどこで出るんだろうと思ったら、すぐに遭遇してびっくりしました。
『金のフレーズ』はTOEIC頻出単語が選び抜かれていて個人的には本当にお世話になっています。
公式問題集の単語暗記
公式問題集で分からない単語が出てきたらすべてリスト化しました。
ちなみに公式問題集の単語はそれ単体ではなく、その単語が使われている文章をそのまま抜き出して覚えています。
単語単体よりも圧倒的に頭に残りやすいです。
文法力強化
これは僕にとっては必須の学習でした。
僕はアメリカ留学を1年経験していますが、文法という文法をかなりおろそかな状態で渡米し、帰国しました。
そのような状態だったため、主にパート5.6のスコアに伸び悩んでいました。
そこで特に力を入れたのは、簡単そうにみえて分かっていない文法の整理です。
例えば、another, other, the other, the othersなど、単語自体は知っているけれど使い分けに自信がないものの復習ですね。あと英語の時制はいつも手ごわい相手で本当に厄介。
そんな基礎文法を学ぶために、パート5問題を大量に解くことで理解を深めました。
パート5問題は『特急シリーズ』と『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』を使って問題を解きまくりました。
パート5を解きまくることで、基礎文法の理解と出題傾向を圧倒的につかむことができます。
【反省点】900点突破のための文法学習は文法参考書より演習問題
本当に文法が苦手だったため、これは一から勉強しないといけないと文法書を使って勉強していました。
ただ結果として言えたことですが、900点突破を目指す人にとっては、文法書をしっかり読むというより、とにかくたくさん問題を解きまくって、解けていない問題ごとに文法を復習するという方が圧倒的に効率的ですね。
僕の性格上一つ一つ丁寧に文法を知りたいと思ってしまったことは、少し遠回りだったと反省しています。。
逆にTOEIC700~800点くらいの人は、1冊良い文法書で体系的に文法をしっかり学ぶようにしましょう。
ちなみに表現やニュアンスの違いが事細かに解説されている『1億人の英文法』という良書が僕は好きで重宝していますが、TOEIC対策向けではないですね。
「話すための英文法」なので英会話メインの方にはおススメです。
リーディングパートの戦略見直し
はじめてTOEICを受けた780点のときは、割と最後まですらすら行けたような気がしていたんですが、一つ一つより考えて進むようになったら時間が足りなくなってしまいました。
そこで改めてTOEIC900点に必要な時間配分と必要正当数を調べて、戦略を見直しました。
900点を目指す場合のパート別時間(目安)
- パート5:10分
- パート6:10分
- パート7:55分
※シングルパッセージ:30分
※ダブル・トリプルパッセージ:25分
900点を目指す場合のミスできる問題数(目安)
- 全体で17問~19問以内
- リスニング:4~7問
- リーディング:12問~15問
それによってパート7の時間がギリギリになっていて余裕がないという状態が生まれてたため、タイムマネジメント改善は絶対でした。
また、900点突破にはだいたい17~19問のミスに抑えないとと分かったら、時間がかかり過ぎているものは諦めて進むという取捨選択の戦略を立てました。
時間をかけても解けるかどうか分からない問題にこだわってしまうことで、時間があれば解ける問題を見落としてしまわないように戦略を変えたのが900点突破につながったと思っています。
TOEIC985点の先輩のアドバイス:1週間前の準備
最後は、リアルに900点以上の人の感覚や具体的な対策が知りたいなと思っていたので、先人の話を聞くことにしました。
たまたま会社の法務部にトーイッカーの大先輩(独学でTOEIC985点)がいたので、いろいろと教えてもらいました。
その一つが「本番1週間前にやること」です。
内容はシンプルで、公式問題集を毎日解く=TOEICに没頭する、以上。
「ラスト1週間は、公式問題集をひたすら繰返し解いて、本番で同じようにパフォーマンスを出せるように本番環境を徹底的に刷り込むといいよ」と言われました。
TOEIC本番が近くなってきたころ、これを実践。
「このパートではこういったことを注意して・・」とか、「ここの時間配分は・・」とか、本番前に模試という「練習試合」でどれだけ本番でやることを意識できるかによって、本番当日、時間に追われている中でも実践できるか決まるなと学びました。
920点のときは、正直「毎日どっぷりと」はできなかったのですが、ラスト1週間は模試の復習を最優先にして何度も公式問題集を見直した効果はあったのかなと思います。
どのくらいの期間勉強したのか
最後に、勉強した期間についてです。
今回に限らずですが、基本長期戦が苦手なので、勉強期間はいつも1ヵ月半~2カ月ほどです。
毎日の平均勉強時間は約2~3時間を積み上げました。
僕個人的な勉強期間の感覚ですが、1ヵ月だとすべてカバーできないので短くて、3ヶ月以上は長すぎて続かないので、この中間の長さでとことんやるようにしています。
まとめ
今回は900点をはじめて突破したときの体験談を書かせていただきました。
900点突破のためにここで書いたことが全てではありませんが、とにかく800点後半くらいでは基礎と勉強量がまだまだ足りていないということは間違いないです。
既に900点前後のスコアを持っている人は、900点前後のスコア微増微減、なかなか突破できない逆風の強さを感じているはずです。
900点まであと一歩まできている人、少し低迷期に入ってしまっている人は、少し勉強方法や解答戦略を変えてみるだけでも、ブレークスルーがあるかもしれないので諦めずにいろいろチャレンジしてみてください!
KOU